ゆるオタにわか日誌

当たり前なことを大声で叫ぶ

順番とタイミング

ただの気持ち整理の文

 

実家を出て職場近くの日の当たらない1LDKで彼氏と2人暮らしを始めてちょうど1ヶ月が経った。3月末の引っ越しは今思うとギリギリのタイミング、相手は東京からはるばる新幹線でやってきたもんだから暫くはドキドキした期間もあったけど、無事に生活を始めることが出来て安心した。遠距離のままこの情勢に突入していたらどうなっていたのかと思うときもある。

 

先週のこと

祖父が亡くなった。ほとんど老衰に近い感じか。幸いなことに今まで近しい親族の死を経験していなかった私は職場でその連絡を受け、どう動けば良いのか分からずなんとなくヘラヘラしていた。そんな私を見て上司は「暫く休んでいいよ、人に多く会うだろうから気を付けて。おばあちゃんを支えてあげてね」と優しく送ってくれたのでそこでちょっとだけ涙が出た。

 

病院への道のりでもう何年も「桜を見れるのは今年が最後かもね」なんて冗談で言っていた祖父母のことを思い出したりした。今年は十分に花見を楽しむこともできなかったな

 

祖父が3週間ほど前から入院していた小さな町病院ではコロナ対策として見舞いも禁止で患者以外を中に入れないようにしていたから祖母も母も玄関まで行っては看護師さんたちに近状を聞いて着替えを渡して帰ってくるという日々が続いていた。亡くなる4日ほど前から1日2人まで個室に入れてもらえるようになりもう最期の時間なのかなぁと感じ始めた頃、私は微熱を出し続けていた。本当にタイミングが悪い女、結局1度も顔を見ることは叶わなかった

 

あとから聞いた話、病室でまだ軽口を叩ける状態だった頃に祖父は「どうして誰も見舞いにこないんだ」と呟いていたらしい。世の中で蔓延る感染症のこともきっとちゃんと知らなかったから家族のことをつれない奴らだと思ったかな

 

小さい頃から近くに住んでいてこの歳まで町を離れず月に1度以上は必ず顔を合わせていた孫、孝行は出来てたと思って良いのかな

 

回転寿司屋さんに行くのが好きで食欲がなくなっても甘いスイーツは手離さなかった

庭で花を育てるのが大好き

母と別々に暮らしていた小さな頃も自転車の後ろに乗せて緑地公園に連れて行ってくれた

花札や麻雀、お酒が好きで強いところ、私はじーちゃんに似たんだねってよく言われてたの今日の今日まで忘れてた

 

じーちゃんのたった1人の孫でいれてよかったな。

花を好きな気持ちも受け継ぐことにしよっと

 

 

 

 

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